巷で流行りの「マスクランニング」やってみた

ランニング
Processed with Focos

ランニング中にもマスクをするのがエチケット?!

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、ランニングのエチケットが見直されています。

山中教授がメディアでランニング時における飛沫などについて言及したり、某芸人さんがSNSでランナーに苦言を呈する発信をしたりということで、ランナー以外の方々も注目している問題なのではないでしょうか。

いわゆる「走るならマスクやバフ(最近知った)をして走れよ」というような内容ですよね。

まあ、普段のジョグだとペースを上げても息が弾む程度くらいなので飛沫は大したことないと思いますけどね。

僕も昔、なんとなく負荷を高められるのかなあと思って、マスクをしたまま走ったことがありますし、僕の父親は花粉症の症状が酷いので季節によってはマスクをして走っていることもあります。

正直なところ、マスクをして走るのは息苦しいし、できることならしないのが一番だと思います。

僕のしている対策としては、人がいない場所&時間帯を選んで走るということです。

一方、この状況を前向きに捉えて「マスクで低酸素トレーニング!」と息巻いているランナーをSNS上で見かけたりしますが、正直効果については僕は懐疑的。

しかし、これからマスクランをしなければならないこともあるだろうと思って、検証の意味を込めて自分でもやってみることにしました。

マスクランニング、やってみた。

マスクを着けて走ると苦しい。

ただ、心肺機能に負荷をかけられるのなら、人がいようがいまいがマスクを着けて走る目的にはなると思います。

とにかく自分でやってみるのが一番です!

50分のEペースジョグで比較

Eペースとは、ざっくり表現すると「キツくはないけど、少し呼吸が弾む」そんな感じのペースです。

めちゃくちゃ身体が重いという感じでなければ、基本的にこのペースを最低ラインにして走っています。

できるだけ条件を一緒にするために、服装は「半袖Tシャツ+ロングタイツ」という感じ。

家の周りを走る朝はマスク無し、職場の近くの公園の周りを走る昼はマスク有りで同じ時間を走りました。

朝ラン マスク無し

4/22(水) 5:30〜

気温: 11℃(少し肌寒い。上を1枚羽織るか迷う)

場所: 家の近く(1.5k周回)

時間: 50:01

距離: 10.45km

ペース: 4:47/km

HR: 49→109

体感: 特に変わり無し。前日の疲労感無し。

昼休みラン マスク有り

4/22(水) 12:35〜

気温: 14℃(快晴。日差しは強いが風があって涼しい)

場所: 職場の近くの公園(340m周回)

時間: 50:01

距離: 10.50km

ペース: 4:46/km

HR: 52→115

体感: マスクに呼気が当たって湿るのが煩わしい。出入りする空気の抵抗になっているのを感じる。

考察

両者ともトータルではほぼ同じ距離、ペースで走ったことになっていました。

参考までに、ラップは以下のような感じです。

朝ラン マスク無し
昼ラン マスク有り

どちらもガーミンを見ることなく、体感で最後まで走り切ったのですが、ほとんど変わり無しですよね。

たしかにマスク有りの方が”息のしにくさは”感じはしました。

それでも、ペースがほとんど変わらなかったことを考えると、呼吸が荒れやすくなるわけではなさそうですね。

僕は朝ランを1年以上続けているので朝走ることにも慣れてきましたが、日中の方が身体が動きやすいのは確かだと思います。

身体の動きやすさを考慮すると、「昼に朝と同じくらいのパフォーマンスしかできなかった」と考えることもできます。

仮に、マスクをすることで心肺に負荷をかけることができるのなら、同じ負荷をかけるための運動強度は低くて済むため、故障の予防など効率良くトレーニングできるのかもしれませんが、今回走ってみた感じではそのような効果は感じられませんでした。

「マスクをつけて有酸素運動をすることにより、1回換気量が上昇した」という報告があり、マスクランニングは呼吸に関わる筋肉のトレーニングになる、とは言えるかもしれません。

ただ、長距離走において、呼吸の強さが必要だと感じることは正直ないですね。

フルマラソン走るペースくらいだと、トップアスリートですらちょっとした会話くらいはできるくらいで走ってると思いますし、これが5000mであっても空気を摂り入れる力が弱くて苦しい、みたいなことにはならないと思います。それは1500mでも同じだと思いますし、無酸素域で争う短距離に関しては、もっと関係ないですよね。

まあ、マスクをつけたまま走る競技が生まれた場合に限っては、このトレーニングが役に立つことはあるかもしれませんね。

まとめ

マスクやバフが心肺機能に負荷をかけるツールになることはない、と感じました。

つまり、トレーニングにおいては、単に走っているときに息がしにくい(苦しいとはちょっとニュアンスが違う)というデメリットのみだと思います。

しかしながら、どうしても人が集まる場所に行くことになったときに、自分を含めてマスクをしていることが安心感を生むのと同じように、ランニングをするときにマスクをすることで周りの不快な思いをする人が減るのならエチケットとしては良いのではないかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました